APIとは?非エンジニアでもわかる仕組みと活用事例を徹底解説
非エンジニア向けにAPIの基本をわかりやすく解説。APIの仕組み、役割、実際の活用事例を具体的に紹介します。IT知識を身に付けたい方必見です。
APIとは何か?
APIの定義と意味
API(Application Programming Interface)とは、あるソフトウェアが別のソフトウェアと情報や機能を共有するための仕組みです。簡単に言えば、「ソフトウェア同士の橋渡し」をする役割を果たします。
例えば、スマホで天気予報アプリを開いたとき、実際の天気情報はアプリそのものが持っているのではなく、別のサーバーからAPIを通じて取得しています。
APIの役割と必要性
APIの主な役割は以下の通りです。
- ソフトウェア同士のデータのやり取りを簡単にする
- 情報をリアルタイムに提供・更新する
- 複数のサービスやアプリを連携させ、新たな価値を生み出す
現代の多くのサービスはAPIを使って連携しており、私たちの生活に欠かせない存在となっています。
APIの仕組みを理解する
APIの具体的な流れ
APIを使った情報のやり取りは、主に以下の流れで行われます。
- ユーザー(またはアプリ)がAPIを介して情報をリクエスト(要求)する。
- APIを提供するサーバーがリクエストに応じて必要なデータを処理し、返答する。
- ユーザー(またはアプリ)は受け取ったデータを活用する。
例えば、Googleマップで目的地を入力すると、GoogleマップがAPIを使って目的地までの経路情報を取得して表示します。
APIの種類
APIには主に以下の種類があります。
- Web API:インターネットを介して情報をやり取りするAPI(例:Googleマップ、天気情報、SNS)
- ライブラリAPI:特定のプログラミング言語内で提供される機能を活用するAPI
APIの活用事例
事例1:SNS連携
TwitterやFacebookなどのSNSは、他のサービスやサイトとAPIを通じて情報を共有します。例えば、WebサイトからSNSに直接記事を投稿したり、ログインを簡単にする仕組みもAPIを利用しています。
事例2:オンライン決済
ネットショッピングでクレジットカードや電子決済ができるのは、決済サービスのAPIを使って銀行やカード会社と情報をやり取りしているためです。
事例3:天気予報サービス
スマホの天気予報アプリがリアルタイムで最新の天気情報を表示できるのは、気象庁や気象情報提供会社のAPIを通じてデータを取得しているからです。
非エンジニアがAPIを理解するメリット
非エンジニアでもAPIを理解すると以下のメリットがあります。
- 自社サービスと他社サービスを連携して新しいビジネスチャンスを生み出せる
- 社内の業務効率化や自動化に役立つサービスを導入できる
- IT部門や外部エンジニアとのコミュニケーションがスムーズになる
APIを学ぶためのステップ
初心者がAPIについて学ぶ際のおすすめステップは以下の通りです。
- APIの基本的な仕組みや事例を理解する(本記事のようなガイド)
- Web上で提供されている無料のAPI(例:天気API)を実際に触ってみる
- 簡単なサービス連携を体験する(例:Webフォームから自動でメールを送るなど)
おすすめの学習リソース
- MDN Web Docs
- Udemy
- Progate
- API提供各社の公式ドキュメント
written by

編集部